兄が夢中になっていたレーシングゲームや、父の楽しそうな運転姿。幼い頃から、私の身近には「クルマ」がありました。そんな中、埼玉日産に興味を持ち始めたきっかけは、学生時代にレンタカーを乗り比べたときのこと。日産ノート e-POWERのハンドルを握った瞬間、軽やかで力強い走り心地に「こんなクルマがあるのか」と感動したんです。いつかは乗りたいクルマとして、NISSAN GT-Rにも憧れがありましたね。
入社の決め手は、地元・埼玉で長く働けること。腰を据えて働ける環境を探していたので、歴史の長い埼玉日産に信頼感を覚えました。また、面接時は「入社後、不安に感じそうなことはありますか?」という私の質問にも包み隠さず丁寧に答えてくださったんです。
最初は緊張していましたが、人事をはじめ社員の方々の温かい人柄を受けて、当社で働く自分の姿が自然と想像できました。当時はコロナ禍だったのですが、オンラインだけでなく対面で懇談会など何回か会う機会を設けてくださり、同期となる仲間とも交流できました。このように、人を大切にする姿勢にも惹かれましたね。


新車販売を中心に、点検・車検でご来店されたお客さまへのヒアリングや提案を行うのが、カーライフアドバイザーの仕事です。たとえば「一人暮らしを始める」「もうすぐ子どもが産まれる」などお客さまのライフスタイルを伺い、その方に合った一台を提案することを心がけています。
趣味や時事ネタといった何気ない雑談をしているうちに、気づけばお互い打ち解けて少しくだけた言葉遣いになってしまうこともあるほど。そうした距離感で関係を築けたときに、この仕事の喜びを実感します。そんなつながりを長く育てていくために、販売後もアフターフォローとしてこまめに接点を持つことを意識しています。
今でも印象に残っているのは、複数のディーラーを比較検討されたお客さまが「Iさんは丁寧な対応をしてくれたので」と購入を決めてくださったときのこと。ご来店時だけでなく、電話や手紙を通じて細やかなフォローを続けていたからこそ、本当に嬉しかったですね。私の名前を覚えていただき、「Iさんを選んでよかった」と言っていただけるとやりがいを感じます。
実は、車種の知識を増やすためにYouTubeの解説動画や比較レビューを積極的に活用しています。商談では、最後の最後でご成約に至らず、なぜ他社のクルマに決めたのか理由を教えていただけないこともあるんです。だからこそ、競合車種の特徴や強みを学び、自分なりの引き出しを広げています。経験だけでは得られない知識を学びで補い、お客さまの納得感につながる提案に活かしたいですね。


ありがたいことに社内で新人賞をいただいたので、次は銀賞・金賞受賞を目指しています。そのためにも、「商品の押し売り」ではなく、お客さまに心から寄り添い、満足いただける提案を続けたいです。
憧れの先輩は、無駄のない立ち居振る舞いでお客さまの信頼を一身に集める方。商談の中で必要な情報を的確に引き出し、「このクルマが一番合いますね」と迷いなく提案を決める姿は、まさに理想の営業像です。私も、日々商品知識や提案力を磨き、「Iさんに任せれば大丈夫」と言われる存在になりたいですね。
クルマの購入は、人生の節目に寄り添う大きな選択。だからこそ、相手の想いを丁寧に受け止め、笑顔を生み出すお手伝いができる方なら、きっと大きなやりがいを感じられるはずです。当社のメンバーは十人十色。それぞれの個性が活かされているからこそ、チーム全体がバランスよく回っていると思います。大切なのは「こうあるべき」という型にはまることではなく、自分らしさを発揮しながらお客さまに向き合えること。自分の強みを大事にできる環境で、安心してチャレンジしてほしいですね。


休日の過ごし方
休日はフットサル部で汗を流しています。職種や店舗を超えて集まる仲間との時間は、仕事の悩みを共有したりリフレッシュしたりできる大切な場。ディーラー対抗大会出場を目標に、週1回ペースで練習を続けています。学生時代の部活のように仲間と切磋琢磨できるこの時間が、仕事への活力にもつながっています。